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1.引張性能(伸び率)


試験体の作製 それぞれのシートから長手方向に5cm×20cmの試験片を切り取り、試験体とする。
試験方法 試験体を各温度(-20℃〜80℃)にてチャック間10cm、引張速度100mm/分で引張る。表面にひび割れが生じた場合はその時の伸び率を求め、ひび割れを生じない場合は最大荷重時の最大荷重時の伸び率を求める。
考  察 アプトシートCTはシートが破断するまでひび割れを生ぜず、低温から高温領域まで、安定かつ高い伸び率を保持している。

2.耐疲労性能


試験体の作製 右図の通り亀裂用溝の入った石綿スレート板に試験片を張り、試験体とする。
試験方法 亀裂溝に水平ムーブメント(4分/サイクル)を上表に示した通り発生させ、各ステップ毎に試験片の破断、欠陥の発生有無を調べ、更に試験完了後裏面の剥離長さを測定する。
考  察 アプトシートCT、アプトダカンシートCTは苛酷な条件下における繰り返し疲労に対して強い抵抗性を保有している。

3.水密性能(3枚重ね部)

シートの種類 試験結果
アプトシートCT 200kPaの水圧で漏水なし
アプトダカンシートCT 200kPaの水圧で漏水なし

試験体の作製 図1のように試験片Aと試験片Bをトーチバーナーを用いて接合する。更に試験片Bの砂面をトーチバーナーで加熱し、砂を沈めた後、試験片Cをトーチバーナーを用いて接合し、試験体とする。
     
試験方法 試験体を図-2に示すように水密性試験器に取り付け200kPaの水圧を3時間加えて漏水の有無を調べる。
     
考  察 トーチ工法では接合部の水密性が最も重要である。アプトダカンシートCTは砂面及び3枚重ね部においても、水密性を確保している。

4.アプトシートCT用ポリマー改質アスファルト性能


試験体の作製 JIS K 6301に規定するダンベル3号形のサンプルを試験体とする。
試験方法 引張試験機により、各温度にて引張速度100mm/分で、試験体が切断するまで引張り、引張強さと伸び率を求める。
考  察
[1]引張強さ―伸び率曲線
[1] アプトシートCT用コンパウンドは防水工事用アスファルト3種と比較して、非常に高い引張強さと伸び率を有している。
[2]最大伸び率―温度曲線
[2] アプトシートCT用コンパウンドは低温から高温領域まで高い値の最大伸び率を示し、弾力性を有している。

このように諸性能に優れたポリマー改質アスファルトを使用することにより、単層仕上げでも十分に防水機能を全うすることができます。